単導体方式と比較して、多導体方式を採用した架空送電線路の特徴として、誤っているものは。

発電・送電・変電施設

イ 電流容量が大きく、送電容量が増加する。

なぜ違う: 1相を複数の素導体で構成するため導体断面積の合計が増え、許容電流すなわち送電容量が増加する。多導体の正しい特徴。

ロ 電線表面の電位の傾きが下がり、コロナ放電が発生しやすい。
ハ 電線のインダクタンスが減少する。

なぜ違う: 素導体を間隔をあけて配置することで等価半径が大きくなり、作用インダクタンスは減少する。正しい特徴。

ニ 電線の静電容量が増加する。

なぜ違う: 等価半径が大きくなる結果、対地静電容量は逆に増加する。インダクタンス減少と対をなす正しい特徴。

正解: ロ

要点: 多導体は電位の傾きが下がりコロナは『発生しにくい』。発生しやすいは誤り。

多導体は等価半径が大きくなり電線表面の電位の傾き(電界)が緩和され、コロナ放電は発生しにくくなる。よって『発生しやすい』とする記述が誤り。インダクタンス減・静電容量増・送電容量増は多導体の正しい特徴。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 多導体・送電線路・コロナ放電

同じ回の前後の問題

発電・送電・変電施設の他の問題

アプリで弱点分析つきの演習ができます

App Store

第一種電気工事士の学習アプリ(電工1種トレ)

出典:令和5年度第一種電気工事士学科試験(午前) 問18