高調波に関する記述として、誤っているものは。

配電理論・配線設計

イ 電力系統の電圧、電流に含まれる高調波は、第5次、第7次などの比較的周波数の低い成分が大半である。

なぜ違う: 三相回路では3の倍数次が打ち消されやすく、残る第5次・第7次が支配的になる。正しい記述で誤りではない。

ロ インバータは、高調波の発生源にならない。
ハ 高圧進相コンデンサには高調波対策として、直列リアクトルを設置することが望ましい。

なぜ違う: 直列リアクトルは第5調波に対して回路を誘導性に保ち、コンデンサとの共振による高調波拡大を防ぐ。対策として正しい。

ニ 高調波は、電動機に過熱などの影響を与えることがある。

なぜ違う: 高調波電流は電動機の鉄損・銅損を増やしトルク脈動も生じるため、過熱の原因になる。正しい記述。

正解: ロ

要点: インバータは高調波の主要な発生源。発生源にならないは誤り。

インバータ(整流・PWM のスイッチング)は高調波電流を発生させる代表的な発生源である。よって『発生源にならない』とする記述が誤り。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 高調波・インバータ・直列リアクトル

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出典:令和5年度第一種電気工事士学科試験(午前) 問19