600 V ビニル絶縁電線の許容電流(連続使用時)に関する記述として、適切なものは。

配電理論・配線設計

イ 電流による発熱により、電線の絶縁物が著しい劣化をきたさないようにするための限界の電流値。
ロ 電流による発熱により、絶縁物の温度が 80℃ となる時の電流値。

なぜ違う: 許容電流は特定の絶縁物温度で定義される値ではない。600Vビニル絶縁電線の最高許容温度は約60℃で、80℃はこの電線の基準ではない。

ハ 電流による発熱により、電線が溶断する時の電流値。

なぜ違う: 溶断電流は導体そのものが溶断する限界で許容電流よりはるかに大きい。許容電流は絶縁物が劣化しない温度で決まる。

ニ 電圧降下を許容範囲に収めるための最大の電流値。

なぜ違う: 電圧降下はこう長と負荷電流で決まる別の設計条件で、幹線太さの決定要素ではあるが許容電流の定義ではない。

正解: イ

要点: 許容電流=絶縁物が著しく劣化しない限界の電流値。

許容電流は、通電による発熱で絶縁物が著しく劣化しないための上限電流をいう。溶断電流や電圧降下の限界値とは異なる。

この問題に出てくる用語

関連キーワード: 許容電流・絶縁電線・配線設計

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出典:令和5年度第一種電気工事士学科試験(午前) 問24